トレーナー日記

筋膜とファシア

こんにちは、今週のクリ堀です🌰

これまで体操競技部で活用している道具を紹介してきました!

(まだの方はこちらもご覧くださいね😉↓)

私たちのケアの相棒「スキンストレッチ」
相棒道具②「フロッシングバンド」

その中で何度か登場しているキーワード、「筋膜」と「ファシア」。

今日はその筋膜とファシアについてもう少し詳しくご紹介したいと思います!

「筋膜」

「筋膜」という言葉をよく耳にしますよね

しかし長年、筋膜は単なる膜で、余計なものとして扱われてきた存在でした。

最近の研究により、筋膜と筋肉の滑走が、動きに大きな影響を与えていることが分かってきました。

また、痛みに関しても筋膜の状態が影響していることも分かってきています。

筋膜は身体のパッケージとして筋肉・骨・内臓・関節・血管・神経など、あらゆる機能組織を包み込み、支え、分離し、結合させたりして、身体の容器として機能しています。

骨は身体の支柱となっていますが、筋膜の張力が引っ張りながら身体を支え、型としての役割も筋膜が担っています。

では「ファシア」は?

ファシア=筋膜と思っている人も多いんですが、細かく言えば違うみたいです。

ファシアを日本語で表現することは難しいみたいで、近い言葉で言えば筋膜になるようです。

他にも「軟部組織」と言われることがあります。

コラーゲン性の繊維性結合組織でこの中に靭帯なども含まれます。

日本語で筋膜といった時には靭帯は含まれないので、筋膜よりも広いところを指すのがファシアって感じですかね、難しい…

まぁ筋膜やファシアと呼ばれる膜たちは身体のいたる所に張り巡らされています。

その役割は沢山あり、次のようにまとめてみました。

・コラーゲンやエラスチンが多く、筋と筋の間の摩擦を軽減し、スムーズに滑らすことを可能にする

・リンパ管や免疫細胞が豊富に存在し、老廃物を排泄しバクテリアを退治する

・発痛物質に反応し、痛みを感じる知覚を司る

・筋肉の収縮とは別に単独で収縮し、筋肉の緊張を高める

・自由神経終末や受容器が豊富に存在し、姿勢や動きなどを記憶する

他にも加わった力のエネルギーを伝達する働きがあり、力学情報網としての役割もあるみたいです。

体操競技では全身の筋肉を使います。

そしてバランスが大事ということは言うまでもなく、常に体幹部を固めた状態で練習しています。

そんな体操選手の身体はいつもガチガチです。

それはこの筋膜やファシアが固まってしまうことも大きな要因です。

だからほぐすためのケアが重要なんですよね〜

今日はここまで!

また来週、バイバイ〜👋

(今日はスキンストレッチの資格を取得した勉強会で使用していた資料を参考にしました。)

ABOUT ME
クリ堀
大学体操競技部の学生トレーナーをしています、クリ堀です! ちなみにお正月には欠かさず栗きんとんを食べます🌰 体操競技未経験ですが、日々試行錯誤、奮闘中! よろしくお願いします!

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