データ

[決定版]体操競技人口の推移1975年から2020年まで

くり爺です。
体操競技の普及振興を密かに企むジムクリでは基本的なデータを地道に検証しています。
前回は小学生から社会人までのすべてのカテゴリーの直近約10年間の推移について見てみましたので、今回は1975年からの約半世紀分のデータを検証します。

出典資料:公益財団法人 日本体操協会 R2登録人口集計表(2021.03.04 https://www.jpn-gym.or.jp/jga-web/reg_population/

2020年度の各カテゴリーの特徴をまとめた過去の記事もご覧ください。
第1弾 体操日本の競技人口は?[2021年版]

1975年からのデータによると…

今回も公益財団法人日本体操協会が公開している資料からクリ爺が独自にグラフにしてみました。このグラフは横軸が調査年度を表し、縦軸は公益財団法人日本体操協会に選手登録をした人数を表しています。1978年度のデータはありませんが、1975年度から高校生、大学生、そして社会人のデータが公表されています。なお、小学生と中学生の集計結果は2001年からのようです。

大学生、社会人は緩やかに減少し横ばい!?

今回はざっくり全体像を見ていきましょう。グラフ下の方の4本線は男女の大学生と社会人選手です。1980年前後から緩やかに減少していますが、そもそも人数が少なくて、あまり大きな変化はないようです。2001年から情報が公開された小・中学生の動向は次回以降に検討するにして、やはり大きく目を引くのが高校生ジムナストの減少です。

ボリュームゾーン高校生選手の減少が著しい!

データをみるとモスクワ・オリンピックあたりから一時減少が見られますが、ロサンゼルス・オリンピック以後増加し始めます。女性高校生選手はピークとなる1986年度に6,058人で、男性高校生選手はソウル・オリンピック後の1989年度に5,230人でピークを迎えます。

その後はアトランタ・オリンピック後に男子高校生が一時盛り返し、女性の競技人口を上回ります。しかし、その後は女子高校生選手と同様に減少の一途をたどり2,000名を切る人数まで激減します。うーむ。やばい。

 

体操界のみなさん。いかがですか?

ABOUT ME
くり爺
ジムクリ管理人のくり爺です。 昔は体操を頑張ってやっておったが、今じゃ単なる体操ファンじゃ。一生懸命頑張る体操選手を応援する取り組みを考えては見たものの、若い力が必要じゃな。頼むぞ。若人よ。

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