くり爺です。
今回は「データでみる体操競技の実態 第1弾」ということで、まずは競技人口を調べてみました。
出典資料:公益財団法人 日本体操協会 R2登録人口集計表(2021.03.04) https://www.jpn-gym.or.jp/jga-web/reg_population/
体操日本 実はマイナー?
2021年3月に公開された日本体操協会に選手として2020年度選手登録した人は10,375人、約1万人でした。
他のメジャースポーツの競技人口を考えるとめちゃくちゃ少なくないですか?
参考資料:
スポーツ競技人口ランキング(国内/日本)
スポーツの競技人口ランキング!世界で最も競技人口が多いのはどのスポーツ?
このデータは2020年度のものですので、きっと新型コロナウィルスの影響もありそうですので、これまでの推移は改めて紹介しますね。それでは、もう少し詳しく、約1万人の内訳をそれぞれのカテゴリー別に見ていきましょう。
体操選手が一番多いのは小学生。その次は?
下のグラフは2020年度カテゴリー別の競技人口です。カテゴリーは小学生、中学生、高校生、大学生、社会人の5つです。
このデータは2020年度の横断的なデータですので、あまり深い考察はできませんが、簡単に各年代ごとの人数についてみてみましょう。
一番多いのは小学生で3,529人で、中学生では2,306人まで減少します。高校生になると女子はあまり変わりませんが、男子がかなり増えて2,729人まで盛り返します。男女比率は同じくらいになりますね。ということで、小学生の次に多いのは高校生ジムナストでした!
その後、大学生になるとグッと減って1323人、特に女子選手の減少が激しいです。社会人になるとさらに激減して488人でした。
体操人口の縦断的な研究が望まれますね。
まとめ
世界のトップレベルの競技水準を誇る日本の体操界。しかし、競技人口を調べてみると、とても少ないことがわかりました。体操日本、少数精鋭が日本のお家芸を支えているといえますね。その理由についてはこれから深掘りしていきます。