こんにちは!毎日暑いですね。体調管理には十分気を付けていきましょう^ ^
さて今回は、女性アスリートの三主徴の3つ目の「骨粗しょう症」について話をしていきます。
【女性アスリート三主徴→こちら】【利用可能エネルギー→こちら】【無月経→こちら】
骨粗しょう症とは
「骨粗しょう症」とは、骨がスカスカになり強度が低下した状態のことです。前回話をした無月経により、卵胞ホルモン(カルシウムを骨に吸収させて骨量を維持する働きを持つ)の分泌が不足することで起こります。中でも、無月経の原因が利用エネルギー不足の場合は、骨を作る栄養素が不十分である可能性が高いと言えます。閉経後の女性が骨粗しょう症になりやすいは、女性ホルモンの働きが弱くなるためであり、無月経は閉経後の女性の身体にた状態なのです。
骨を丈夫にするためには
骨を強くするには、適度な運動と、カルシウムとビタミンDの摂取が必要です。骨を丈夫にするための主成分であるカルシウムはもちろん、骨の成分の23%を占めるコラーゲンの役割も重要です。コラーゲンを体内で作るための材料となる、たんぱく質やビタミンC、ビタミンCの吸収に欠かせないビタミンDの意識的に摂るようにしましょう。また、紫外線に当たることでビタミンDが作られるため、日光浴も効果的です。
骨粗しょう症の予防
骨粗しょう症を予防するには、骨の主な材料となるカルシウムを摂ることが大切です。カルシウムは腸で吸収されにくいので、吸収率の高い乳製品や小魚、大豆製品で摂ると良いです!また、カルシウムの吸収率を高めるビタミンDや、骨の形成を促す働きがあるビタミンKもしっかりと摂りましょう。骨量は20歳頃に最も高まります。骨の成長期である子どもの頃から、これらの栄養素を摂ることが大切です。
【カルシウやビタミンが多く含まれるもの】
カルシウム:乳製品、小魚、大豆製品など
ビタミンC:生のアセロラ、キウイフルーツ、赤ピーマン、ブロッコリーなど
ビタミンD:サケ、イワシ、サンマ、きくらげ、干し椎茸など
ビタミンK:モロヘイヤ、小松菜、ほうれん草、納豆など
【参考】
女性アスリートダイアリー2021/女性スポーツ研究センター
公益財団法人 骨粗鬆症財団 HP:https://www.jpof.or.jp/osteoporosis/nutrition/calcium.html